「サンリオの顔といえばハローキティ」という圧倒的な知名度から、キティちゃんこそがサンリオ最古のキャラクターであると信じている方は少なくありません。しかし、公式の記録と社史を精査すると、その認識は事実とは異なります。
サンリオが自社で開発し、本格的にオリジナルグッズとして世に送り出した記念すべきサンリオ初代キャラクターは、1973年にデビューした「コロちゃん(Coro Chan)」です。イギリスのロンドンにある風車小屋に住んでいる、のんびり屋で素直なクマの男の子というプロフィールを持っています。
ハローキティが世に出たのは翌年の1974年(グッズ第1号のプチパース発売は1975年)。つまり、コロちゃんはキティより1年早く生まれた偉大なる「長男」とも呼べる存在なのです。当時は丸い顔をかたどったプラスチック製のがま口財布やパスケースなどが発売され、子どもたちを中心に静かなブームを巻き起こしました。