俳優としての知念侑李もまた、映画界で強い印象を残してきた。時代劇コメディの名作『超高速!参勤交代』では、弓の名手である鳥居源八郎役を熱演。小柄な身体を活かした軽やかな身のこなしと真に迫った殺陣で、観客を大いに魅了した。
さらに、映画単独初主演を果たした『金メダル男』や、ジャズピアノに情熱を注ぐ高校生役を演じた『坂道のアポロン』など、作品ごとに異なる表情を見せる。小柄であることが役にリアルな説得力を与え、スクリーン上で唯一無二のキャラクター性を放つ。
大柄な俳優たちに囲まれても霞むことのない表情の豊かさと、指先まで神経が行き届いた表現力。彼の役者としてのポテンシャルは、作品を重ねるごとに凄みを増している。