なぜ一つの家庭から、これほどまでに彩りの異なる才能が排気されたのか。その背景には、父・菅生新氏をはじめとする菅生家の独特な教育姿勢と家庭環境が存在する。幼少期から「自分の意思で考え、発言すること」を尊重され、個性の違いを否定されない風土が醸成されていた。
長男である菅田将暉がエンタメ界で突風を巻き起こした際も、家の中では常に一人の人間としての対話が保たれていたという。過剰なプレッシャーを与えることなく、それぞれの関心事や表現欲求を面白がる家庭環境があったからこそ、兄弟が互いを過剰に意識しすぎず、自らの「好き」を突き詰める強さを育むことができた。