2010年代前半、ソーシャルゲーム市場はスマートフォンへの移行期にあり、過度なガチャ課金を伴うカードバトル型タイトルが乱立していました。その閉塞感を打ち破ったのが、DMM GAMESの擬人化ゲームという新ジャンルです。
両作が爆発的な人気を獲得した最大の理由は、「徹底した歴史リスペクト」と「プレイヤーの想像力に委ねる余白の広さ」にあります。軍艦や名刀が辿った栄光と悲劇の歴史がキャラクターの台詞やステータスに綿密に落とし込まれ、プレイヤーは単なるゲームプレイを超えて歴史そのものへの興味を深めていきました。
さらに、ゲーム内課金を必須としないゲーム設計が、口コミと二次創作の爆発的な広がりを後押ししました。ユーザー自らが作品の語り部となり、SNSを通じて熱量を伝播させる構造が完成したことが、社会現象と呼ばれるまでの熱狂を生み出した原動力です。