救急医療のイメージが強い同院だが、近年その評価を決定づけているのが、併設された「先端医療センター」での取り組みだ。中でも陽子線治療に代表される高精度放射線治療や、がんゲノム医療の現場では、全国からセカンドオピニオンを求める患者が絶えない。身体への負担を最小限に抑えつつ、難治性がんにピンポイントでアプローチする技術は、がんサバイバーの社会復帰率を飛躍的に高めた。
さらに注目を集めているのが、細胞治療や組織再生を視野に入れた最先端の臨床研究である。重度肢体不自由や難治性血管疾患に対する再生医療アプローチは、すでに治験段階から実用化へと足を進めつつある。研究開発と臨床応用が同じ敷地内で直結している強みが、ここで存分に発揮されている。