ももいろクローバーZとしんのすけの出会いは、アニソンの定義そのものを塗り替えた。初期の代表的なコラボレーションとなった「見て見て☆こちら」は、原作者の世界観とアイドルポップが見事に融合したキラーチューンだ。子供たちが思わず真似したくなるコミカルな振り付けと、耳に残るキャッチーなメロディライン。リリース当時、幼稚園や小学校の運動会で定番曲として爆発的な広がりを見せたのは記憶に新しい。
そして、決定打となったのが名曲「笑一笑 〜シャオイーシャオ!〜」だ。「笑顔」をテーマに掲げたこの楽曲は、劇場の音響空間を包み込む壮大なストリングスと、メンバーの真っ直ぐなボーカルが奇跡的な調和を果たしている。中国語で「笑おう」を意味するタイトル通り、国境や年齢の壁を軽やかに飛び越えた。単なる映画主題歌にとどまらず、混迷する現代社会への応援歌としてJ-POPシーンに確固たる足跡を残したのだ。