毎朝9時30分頃、スタジオの空気が一変する瞬間があった。天の声が「おーはーよーございまーす!」と叫ぶと、視聴者は一気に引き込まれた。このコーナーの画期的だった点は、ナレーターが「天の声の親友」という設定を貫き通したことだ。本人がスタジオにいるわけではない。しかし、誰がどう見てもあの芸人であり、あのタレントだった。
この絶妙な「メタ構造」が、テレビというメディアに新しい風を吹き込んだ。視聴者は「設定」を面白がり、SNSでツッコミを入れる。テレビと視聴者の距離を劇的に縮めたこの手法は、その後の多くの情報番組の手本となった。単なる芸能ニュースの紹介枠を、日本一カオスで熱狂的なエンタメ空間へと昇華させた功績は大きい。