「芸能人のギャラはもらいすぎ」という言説に新たな波紋を投げかけているのが、外資系動画配信プラットフォームの台頭だ。特にNetflixやAmazon Prime Videoなどの世界的巨頭が日本市場に本格参入したことで、従来の出演料相場は根本から覆された。
例えば、大きな話題を呼んだNetflix制作のオリジナル作品『地面師たち』や『サンクチュアリ -聖域-』などの大型ヒット作では、主演級キャストへの報酬や制作予算の規模が日本の地上波テレビドラマとは桁違いだ。地上波の連続ドラマで1話あたり100万〜200万円程度とされる主演ギャラが、世界配信を前提とした外資案件では1話数千万円に及ぶケースすら珍しくない。
「地上波は予算カットで出演料の減額交渉ばかりだが、外資は最初から世界的クオリティを要求し、それに見合う巨額の報酬を支払う。2026年現在の出演料相場は、地上波とグローバル配信で完全に二極化しています」。ある芸能プロ関係者はそう明かす。かつてのように「テレビに出ているから儲かる」のではなく、「どこでパフォーマンスを発揮するか」によってタレントの収益格差は開く一方なのだ。