手紙のクライマックスを締めくくるにあたり、極めて重要なのが「新郎の家族に対する気配り」と「祝宴にふさわしい言葉遣い」です。自分を育ててくれた両親への感謝だけで終えてしまうと、独りよがりな印象を与えかねません。
花嫁の手紙 義両親へのメッセージは、手紙の全体の約15〜20%程度を割いて織り込むのが理想的です。「○○さんのお父さん、お母さん。初めてお会いした日から、いつも温かい笑顔で迎えてくださり、本当に感謝しています。至らない点も多い私ですが、○○さんとふたりで手を取り合い、温かい家庭を築いてまいります。どうかこれからも、温かくご指導くださいますようお願い申し上げます」といった一節を自然に差し込むことで、両家の絆が強固であることを会場全体に印象づけます。
そして手紙を完結させる花嫁の手紙 結びの言葉では、以下のように参列者への配慮を含めて結ぶのが最もスマートです。
「結びに、本日私たちのために駆けつけてくださった皆様の健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。お父さん、お母さん、これまで本当にありがとう。そして、これからもずっと見守っていてください」
一方で、文章を作成する際に最も注意しなければならないのが、慶事のタブーである「忌み言葉」と「重ね言葉」です。無意識に使ってしまいがちな表現について、花嫁の手紙 忌み言葉一覧と安全な言い換え表現を頭に入れておきましょう。
- 別れ・不吉を連想させる言葉:
- 「別れる」「切れる」「終わる」 → 「新しいスタートを切る」「結びとなる」
- 「去る」「忙しい(亡を含む)」 → 「おいとまする」「ご多用の中」
- 「病気」「倒れる」 → 「体調を崩す」「休養をとる」
- 再婚・繰り返すことを連想させる「重ね言葉」:
- 「ますます」「しばしば」「度々」 → 「一段と」「よく」「幾度となく」
- 「いろいろ」「重ね重ね」 → 「数多くの」「深く」
- 「くれぐれも」 → 「何卒」
特に「実家へ帰る」という表現は「実家へ戻る・訪れる」や「顔を見せにいく」と言い換えるのが、婚礼マナーにおける洗練された知恵です。