自分が過伸展を起こしているかどうかは、特別な医療機器がなくても鏡と簡単な動作テストで客観的に判定できます。関節の緩さは生まれ持った遺伝的体質である関節弛緩性の症状や、全身の結合組織が極めて柔軟な関節過可動性症候群がベースに存在することも珍しくありません。
まずは肘の過伸展のチェック方法です。両腕を体の前に伸ばし、手のひらを上に向けて肘を限界まで伸ばします。横から見たときに、上腕(二の腕)と前腕(腕の先)が一直線(180度)を超え、肘関節が下側へ10度以上突き出していれば過伸展とみなされます。さらに、親指を手首の内側へ曲げたときに前腕にくっつくかどうかも、全身性の弛緩性を確認する国際基準(バイトンスコア)の代表的な指標です。
膝の場合は、壁を背にして直立した際に、太ももとふくらはぎの隙間、および膝裏の位置関係を確認します。立位で膝のお皿が内側を向き、横から見たときに下肢のラインが弓なりに後方へ反っていれば「反張膝(はんちょうひざ)」の典型です。