立川市の中学校選びにおいて、いわゆる「名門校」「進学校」といったブランドイメージばかりを追うと、学校規模による実態の落とし穴を見落とす危険があります。市内屈指のマンモス校では、競争意識が高まる一方で、内申点の獲得競争が過熱し、学力中位層の生徒が指導の手からこぼれ落ちてしまう事例も少なくありません。
ネット上の口コミで立川六中が時折低評価を受ける要因の一つに、「突出した進学実績のアピールが目立たない」「目立つ部活動の全国大会出場歴が少ない」という点があります。しかし、これは学校が荒れているからではなく、平均的な規模の公立中学校として、生徒一人ひとりの進路希望に寄り添う堅実な運営を行っていることの裏返しです。
都立高校の入試制度において極めて重要な内申点(調査書点)の観点から見ても、極端な学力偏重の集団に身を置くよりも、適度な競争環境である六中のほうが、定期テストで手堅く点数を積み上げて内申点を確保しやすいという現実的なメリットがあります。実際、偏差値60台前半の都立人気校や私立上位校の推薦枠を賢く獲得していく生徒が毎年コンスタントに生まれています。