良性発作性頭位めまい症の体操で悪化する原因とは?正しい耳石の戻し方

良性発作性頭位めまい症の体操で悪化する原因とは?正しい耳石の戻し方

良性発作性頭位めまい症の体操で悪化する原因とは?正しい耳石の戻し方について徹底解説いたします。専門家の見解をお届けします。

Q1:エプリー法と寝返り運動はどちらを優先して行うべきですか?
A1:病院を受診しておらず、左右どちらの耳が原因か不明な段階であれば、まずは安全性の高い「寝返り運動」を優先してください。左右交互にゆっくりと顔と体を横に向ける寝返り運動は、左右を特定できなくても耳石を粉砕・分散させる効果があり、悪化のリスクが極めて低いためです。エプリー法は、耳鼻科で患側(右か左か、後半規管か外側半規管か)の診断を受けてから行うのが安全です。

Q2:体操を行っている最中に激しい吐き気が出たら中断すべきですか?
A2:耐えられないほどの吐き気や嘔吐がある場合は、無理をせず直ちに体操を中断し、楽な姿勢で安静にしてください。耳石置換法において、耳石が動く瞬間にある程度めまいが誘発されるのは正常な反応ですが、冷や汗が出たり嘔吐を繰り返す場合は、耳石が別の半規管へ迷入した(カナルスイッチ)か、クプラ結石症である可能性が考えられます。症状が落ち着いてから専門医の診察を受けてください。

Q3:体操をすれば即効で完治し、再発もしなくなりますか?
A3:エプリー法が成功すれば、その場で劇的にめまいが消失する即効性があります。しかし、良性発作性頭位めまい症は1年以内の再発率が約15〜30%、長期的な再発率は約50%に達すると報告されています。剥がれた耳石は戻せても、耳石が剥がれやすい体質(加齢、運動不足、骨密度の低下など)そのものが一瞬で治るわけではありません。再発予防のためには、日頃から枕の高さを適切に保ち、長時間同じ姿勢で横たわり続けない生活習慣の改善が必要です。

井上 凛
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井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。