彼らのスケールの大きさを最も象徴する舞台が東京ドームだ。1991年に日本人アーティストとして初めて3日間連続公演を成功させて以来、数々の伝説的ステージを繰り広げた。満員の観客が曲に合わせて一斉にジャンプする「Xジャンプ」は、あまりの振動にドーム周辺の文京区で震度3相当の揺れを観測し、行政から厳重注意を受けたという有名な逸話もある。
また、ステージ裏でのエピソードも破天荒そのものだった。ライブ直前まで完璧なサウンドを求めてリハーサルを繰り返し、開演時間が大幅に遅れることは日常茶飯事。命を削るようなYOSHIKIのドラムプレイによって、舞台裏には常に酸素ボンベと救急チームが待機していた。華やかなスポットライトの裏には、一歩間違えれば命を落としかねない緊張感が充満していたのだ。