2026年11月、テレビ朝日のバラエティ番組『イワクラと吉住の番組』にて、冨樫義博先生から寄せられた直筆手紙によって「物語の結末に関する構想」が明かされ、大きな話題となりました。
冨樫先生は結末の候補として、読者の反応を予測した「A・B・C」の3つの結末パターンを用意していると説明しました。
- 結末A:読者の8割が満足し、2割が不満を抱く無難な王道エンド
- 結末B:賛否がちょうど5割ずつに分かれる議論を呼ぶエンド
- 結末C:満足する読者が1割程度、9割が不満を漏らす挑戦的で個性的なエンド
そして先生は、「もし自分が連載途中で万が一亡くなってしまった場合の結末」として、ボツ案となっていた「結末D」の内容を特別に公開しました。
結末Dでは、物語の主人公・ゴンが故郷のくじら島に残した血筋が描かれます。「ギン」という名の少女(ゴンの孫にあたる存在)が、島で平穏に生きることを選び、ハンターとして外の世界へ旅立たない決断をするという、情緒的かつ穏やかなラストシーンでした。この結末Dの公開は「作品の幕引き」ではなく、不測の事態があっても読者を裏切らないという、作家としての誠実な責任感の表れです。