『JIN-仁-』の熱量を決定づけたもう一つの大きな要素が、内野聖陽演じる坂本龍馬の存在だ。豪放磊落でありながら、時に見せる鋭い洞察力と葛藤。内野は土佐弁のニュアンスから立ち振る舞いまで徹底的に研究し、まるで本物の龍馬がスクリーンに蘇ったかのような錯覚さえ抱かせた。
仁と龍馬という、時代も価値観も異なる二人の男が結んだ深い友情。歴史の波飲まれていく龍馬の運命を知りながらも救おうとする仁と、自らの命運を悟りつつ未来の日本を夢見る龍馬。二人の掛け合いは、カメラが回っていない現場でも鬼迫に満ちていたという。