土曜の夜に視聴者を考察の渦へと巻き込んだのが『新空港占拠』です。神奈川県警捜査一課の武蔵三郎(櫻井翔)が、仮面を被った謎の武装集団「獣(けもの)」に占拠されたかながわ新空港で極限の交渉に挑む姿は、前作を上回るスピード感とスケールで描かれました。
毎話放送後に加熱した新空港占拠考察と真相では、十二支を模した獣たちの正体当てに始まり、真の黒幕である「山猫」の正体を巡って無数の仮説が飛び交いました。最終的に暴かれたのは、空港建設の裏に隠された巨悪の汚職と、愛する者を奪われた者たちの壮絶な復讐劇でした。武蔵の決め台詞「嘘だろ…」がSNSのトレンドを埋め尽くし、エンタメ特化型サスペンスとしての金字塔を打ち立てています。
一方、対照的な静の感動を届けたのがさよならマエストロキャスト相関図の中心に位置する夏目俊平(西島秀俊)と娘・響(芦田愛菜)のドラマです。過去の事件をきっかけに音楽を捨て、父を拒絶していた響が、晴見フィルハーモニーの個性豊かな団員たち(宮沢氷魚、新木優子、玉山鉄二ら)との触れ合いを通じて、再びヴァイオリンと向き合い、父との絆を取り戻していく過程は、胸を打つ人間賛歌として高い評価を得ました。