情報が氾濫するWeb上には、箱根観光に関して実態と乖離した思い込みや古い情報が散見されます。後悔しない旅を実現するために、ここで代表的な2つの誤解を正しておきましょう。
1つ目の誤解は、「富士山の絶景を見るなら元箱根港から乗船しなければ意味がない」という言説です。確かに、元箱根港付近の湖畔から望む「芦ノ湖・平和の鳥居・富士山」のアングルは絵葉書のように有名です。しかし、ひとたび海賊船に乗ってしまえば、船は同じ航路を辿ります。それどころか、箱根町港を出航した直後、船が北上を開始する角度において、障害物のないダイナミックな富士山の冠雪が視界いっぱいに広がる瞬間が存在します。座席をあらかじめキープできる箱根町港発だからこそ、落ち着いてカメラを構えるシャッターチャンスに恵まれるのが現場の実態です。
2つ目の誤解は、「無料駐車場は平日しか使えず、土日は到底停められない」という先入観です。確かに紅葉シーズンの正午前後には満車となる日もありますが、朝の到着時間をわずかに前倒しし、午前9時30分までに現地入りできれば、土日祝日であっても無料枠を確保できる確率は極めて高い水準を維持しています。元箱根港の有料駐車場が早朝から埋まり始めるのと比較すれば、箱根町港の収容力と回転率はドライバーにとって確実な選択肢となります。