画面の先頭につく「+」記号は、国際標準規格に基づく国際電話識別コードを意味する。通常、海外から日本へ発信する場合や、IP電話サービスを介して接続される際に付与される仕組みだ。例えば「+1」はアメリカやカナダ、「+44」はイギリス、「+84」はベトナム、「+86」は中国を示す。
問題は、こうした国番号をまとった着信の9割以上が、現地に住む一般人からの連絡ではない点だ。発信元を偽装できるVoIP(IP電話)技術を悪用し、地球の裏側から日本国内の携帯電話へ向けて一斉に自動ダイヤルを仕掛ける業者が暗躍している。中には「+881」などの衛星電話番号を使ったケースもあり、受け取った側を混乱させる要因となっている。