イントロの最初の1秒、あの印象的なコーラスが耳に飛び込んできた瞬間、聴き手は一瞬にして「エヴァ」の世界観へと引きずり込まれる。音楽プロデューサーの言葉を借りれば、この楽曲の構造は「完璧な数学的パズル」のようだという。マイナーコードとメジャーコードを行き来する絶妙なコード進行、そして大森俊之による緻密な編曲が、聴き手の脳内にドーパミンを放出させるトリガーとなっている。
さらに、及川眠子による歌詞の抽象性の高さも、長寿の要因だろう。具体的なストーリーを語るのではなく、「少年よ 神話になれ」という強烈なメッセージを投げかけることで、聴き手それぞれが自分の人生や葛藤を歌詞に投影できる余白が残されているのだ。