協力者に対して支払われる公安警察の協力者謝礼金は、どのように決定され、いくら支払われているのでしょうか。また、類似した情報活動を行う「公安調査庁」の協力者とは何が違うのでしょうか。客観的データと取材情報をもとに比較・整理しました。
公安警察と公安調査庁の決定的な違いは、「強制捜査権(逮捕権)の有無」にあります。公安警察は情報の収集にとどまらず、最終的に対象組織を強制捜査や逮捕によって壊滅・弱体化させることを目的とします。そのため、協力者に求められる情報の生々しさや危険度、支払われる謝礼金の規模も公安警察の方が圧倒的に高額になる傾向があります。
報酬の支払いはすべて「手渡しの現金」で行われます。領収書へのサインを求められることはなく、税務署に申告されることもありません。国家予算のなかでも使途の監査が及ばない「報償費」から捻出されているため、公的な記録には一切残らない仕組みになっています。