一方、八重洲地下街(ヤエチカ)に目を向けると、徹底的に「和の食感」を追求した新世代の店舗群が異彩を放つ。国産餅粉や米粉を独自の黄金比率でブレンドし、蒸気加圧窯で焼き上げたベーグルは、まるでつきたてのお餅のようなしっとり感と引きの強さを両立させている。
なかでも人気を集めるのは、赤大豆や西京味噌、宇治抹茶を贅沢に練り込んだ和風フレーバーだ。噛むほどに広がるしつこくない甘みと、出汁文化に通じる旨味が重なり合い、世代を問わず幅広い客層を魅了している。テイクアウトしても翌朝まで柔らかさが持続する技術革新も、多忙な現代人に選ばれる理由の一つだ。