その王と正面から対峙し、激闘を繰り広げたのがハンター協会第13代会長アイザック=ネテロだ。長年の修練によって到達した「百式観音」は、音速を超える圧倒的な掌打を放つ。王メルエムでさえも、幾千・幾万の攻撃を浴びるなかで無数の打撃を受けざるを得なかった。
ネテロが用いる念能力は、過酷な感謝の正拳突きによって磨き上げられた精神の結晶である。肉体の限界を超えた領域で発動するその速さは、作中屈指の領域に達していた。人類の最高峰として君臨した老武者の意地と、最終兵器「ミニチュアローズ」を仕込んだ冷徹な覚悟は、まさに人間の底知れぬ凄みを象徴している。