結婚式準備において最もトラブルになりやすいのが、ブライダルフェア当日に提示される「初期見積もり」と、挙式直前に確定する「最終見積もり」の乖離です。取材データによると、アニヴェルセルみなとみらいにおける70名規模の費用相場は、最終総額で430万〜520万円前後に着地するケースが大多数を占めています。
「最初の提示額は340万円だったのに、最終的に480万円になった」という声が後を絶たない背景には、ウェディング業界特有の初期見積もり設計があります。会場側が最初に提示する見積もりは、最低ランクの料理コースや最低限の衣装枠、基本装花で組まれていることが多く、新郎新婦が希望する「標準的なおもてなしクオリティ」へ引き上げる過程で必然的に金額が膨らんでいく仕組みです。
特に差額が出やすいのが「衣装」と「料理」です。契約時のプランに含まれる衣装代枠は1着あたり20万〜25万円程度に設定されていることが多いものの、実際に提携ドレスショップ(TAKAMI BRIDALなど)で花嫁が選ぶ人気ドレスは35万〜45万円台が中心です。カラードレスを含めて2着着用する場合、衣装枠の差額だけで40万円近く跳ね上がります。