ネット上の掲示板やSNSで定期的に浮上するのが、158cm53kg太ってるのではないかという切実な悩みです。まず客観的な医学的指標であるBMI数値基準からこの体型を検証してみましょう。BMIは「体重(kg) ÷ 身長(m) ÷ 身長(m)」で算出されますが、158cmで53kgの場合、計算値は約21.23となります。
日本肥満学会が定める基準において、BMI18.5以上25未満は「普通体重」に分類されます。さらに、統計的に最も病気にかかりにくく死亡率が低いとされる健康体重と適正体重はBMI22(158cmの場合は約54.9kg)です。つまり、53kgという数値は適正体重よりも約2kg軽く、医学的な見地からは「適正かつ極めて良好な標準体型」といえます。
それにもかかわらず太っていると錯覚してしまう背景には、若年層向けファッション誌やネットカルチャーが長年発信し続けてきた「細ければ細いほど美しい」という極端なルッキズムの刷り込みがあります。数値の上では肥満の要素など微塵もありません。