ネット上では今なお、当時のキングオブコメディに関して様々な噂や誤解が囁かれています。ここでは取材データをもとにその真偽を検証します。
誤解1:「事件前からコンビ仲は修復不可能なほど冷え切っていた?」
一部のネット掲示板や週刊誌では「楽屋で一切口を利かなかった」「解散寸前だった」といった極端な不仲説が流布されました。しかし、当時の関係者や芸人仲間が語る実態はやや異なります。
二人の関係性は「親友」ではなく、徹底したビジネスパートナーでした。ネタ作りの方針やコントに対するストイックさゆえに意見が衝突することは日常茶飯事でしたが、舞台上での呼吸や互いの能力に対するリスペクトは極めて高く、ネタ合わせの精度は人力舎の中でも随一でした。私生活での接触がなかったのは仲が悪かったからではなく、互いのプライベートに干渉しないプロフェッショナルの距離感を保っていたためです。だからこそ、今野は高橋が裏で犯していた異常な行動に一切気づくことができませんでした。
誤解2:「将来的な再結成やトークライブでの共演はあるのか?」
ファンの間で時折期待される「いつか一夜限りの再結成コントを見たい」という声ですが、将来的な再結成の可能性は客観的に見てゼロです。
理由は明白です。高橋の犯した罪は複数年にわたる計画的な性犯罪・侵入窃盗であり、多くの被害者が存在します。被害者の感情や社会的影響を考慮すれば、公の場でのコント再開はコンプライアンス上絶対に許容されません。また、今野自身が大手スポンサーのCM契約や公共放送のドラマに多数出演する立場となった現在、そうしたリスクを冒す合理的理由は皆無です。