直営化の波はリアル店舗にとどまらない。ネット通販の現場でも劇的なシフトが進行中だ。かつては卸売に頼っていた地方のメーカーが、自社で運営する公式オンラインストアの強化に一斉に乗り出した。中間手数料を抑えることで、オンライン上でも限定割引や特別仕様品の展開が可能になったためだ。
同時に、日本最大級のプラットフォームである楽天市場も、この直販トレンドを取り込む新たな出店枠や特設エリアを開設。中小の工房や製造工場が、大手モールを活用して全国の顧客へアプローチする動きが定着した。公式オンラインストアでのブランド体験の提供と、楽天市場が持つ圧倒的な集客力の双方を活用するハイブリッド型のWeb展開が、今のモノづくり企業の勝ちパターンとなっている。