なぜ赤と白の組み合わせになったのか。その起源にはロマンチックな逸話が語り継がれている。1820年、南米独立運動の英雄であるホセ・デ・サン・マルティン将軍がピスコの海岸に上陸した際、羽が赤く胸が白いフラミンゴ(パリワナ)の一群が大空へ羽ばたく姿を目撃した。その美しい光景に深く心を打たれた将軍が、新国家の象徴として赤と白を採用したという伝説だ。
このドラマチックなストーリーは、近年の歴史ドキュメンタリーでもたびたび取り上げられている。特にNetflixで世界配信され話題となった作品『ペルー:隠された古代文明』の作中エピソードでも、古代インカ帝国の太陽信仰と近代独立史の交差点としてこの国旗の成り立ちが鮮やかに描写され、世界中の視聴者の関心を集めた。