「長野に行けばどこでも涼しい」という認識は、現代の気候条件下では大きな誤解を生む原因となります。長野市街地や松本市街地などの盆地部は、真夏には最高気温が35℃以上の猛暑日を記録することも珍しくありません。本当に涼しい長野避暑地穴場スポットを見極める基準は、ズバリ標高1,500m以上の高地に位置しているかどうかです。
例えば、全国的な知名度を誇る軽井沢(標高約950〜1,000m)は、日中の気温が28℃〜30℃近くまで上昇する日が増加しています。木陰に入れば爽快感はあるものの、炎天下の散策では汗ばむのが現実です。一方で、北信エリアに位置する志賀高原(標高1,500〜2,307m)や中信の乗鞍高原・美ヶ原高原まで足を延ばすと、真夏でも日中の平均気温が20℃〜23℃前後、朝晩は15℃前後まで下がり、文字通り別世界の冷涼感を体感できます。
特に志賀高原夏の気温服装に関して言えば、真夏でも半袖1枚では肌寒さを感じる瞬間が多く、薄手のウィンドブレーカーや吸汗速乾性のある長袖シャツなどのレイヤリング(重ね着)装備が必須となります。さらに、木曽エリアの開田高原や、八ヶ岳山麓の野辺山高原なども、観光客の密集を避けて静かに涼を感じられる隠れた名所として高い満足度を誇っています。