スリーポイントシュートを遠くまで届かせるために「もっと筋力をつけなければならない」と思い込んでいないだろうか。実は、スポーツ科学の研究が進んだ今日、ボールが届かない原因の多くはパワー不足ではなく、エネルギー伝達のロスにあることが明らかになっている。ここで注目されているのが、構えからリリースまでを止めることなく一連の滑らかな流れで行う「ワンモーション」シュートだ。
かつて主流だったツーモーションシュートは、ジャンプの頂点付近で一瞬動きを止めてからボールを押し出すため、腕や肩の筋力への依存度が極めて高かった。一方、ワンモーションは下半身が床を蹴る力を、一瞬の停滞もなくボールへ突き抜くように伝達する。このメカニズムを活用すれば、非力なプレーヤーでも無理なく高確率で遠距離からリングを射抜くことが可能になる。飛距離と成功率を同時に跳ね上げるこの理論こそ、まさに現代における最大の解だ。