一方で、整形外科医や理学療法士からは懸念の声も上がっている。特定の「正しい姿勢」を長時間強制的に維持し続けることが、逆に特定の筋肉に過度な負担をかける可能性があるという指摘だ。人間は本来、微細に体を動かしながら血流を促進しているため、ガチガチに固まった姿勢をキープすることが必ずしも正解とは限らない。
「ロックされるのが嫌だからと、無理に背中を反らせた姿勢を維持しようとするユーザーが散見される。これは逆効果だ」と、都内のクリニック院長は警告する。デバイスのアルゴリズムがどれだけ進化しようとも、個々の骨格や筋肉量の違いに完全に対応するのは難しいという課題も残されている。