結論から言えば、ストレスそのものが血管を直接突き破って出血を起こすわけではない。しかし、精神的な負荷が引き金となり、体内でドミノ倒しのように異変が起こる。
強いプレッシャーを感じると、交感神経が過剰に優位になる。これにより血管が急激に収縮し、血圧が跳ね上がる。耳の穴(外耳道)の皮膚は非常に薄く、すぐ下には無数の微細な血管が走っている。血流の急激な変化に耐えきれなくなった毛細血管が破れて滲み出ること、これが「ストレス性」とされる出血のメカニズムの一つだ。
また、自律神経の乱れは皮膚のバリア機能を著しく低下させる。普段なら何ともないわずかな刺激で炎症が起き、出血しやすい状態が作られてしまうのだ。