近年、この独自のスタイルはネット空間を通じて若い世代へと再浸透している。YouTubeに投稿される国会答弁の切り抜き動画や、街頭演説のアーカイブ映像において、彼の帽子姿と歯に衣着せぬ語り口は一種のダークヒーロー的な魅力として消費されている。
X(旧Twitter)やTikTokなどの短尺動画プラットフォームでは、海外のレトロカルチャー愛好家や若きファッションフリークたちが麻生氏のコーディネートを分析するコンテンツが定期的にバズを生み出す。「麻生立ち」「マフィア系ダンディ」といったキーワードで語られるその姿は、もはや政治信条の枠組みを飛び越え、純粋なヴィジュアルアイコンとしての強度を獲得している。
流行の移り変わりが激しい現代において、半世紀以上にわたって自らのスタイルを一切崩さない頑固さは、レトロリバイバルに沸くZ世代にとって逆に新鮮で圧倒的にクールに映るのだ。