たとう紙とは?着物を守る役割と正しい包み方・交換時期の真実

たとう紙とは?着物を守る役割と正しい包み方・交換時期の真実

たとう紙とは?着物を守る役割と正しい包み方・交換時期の真実の背景について、分かりやすい解説を詳しくお届けします。

たとう紙を使う際、多くの人が見落としがちな落とし穴が存在します。その最たるものが「中に入っている薄紙(中紙・トレーシングペーパー状の紙)」の扱いです。

新品の着物を誂えた際、型崩れや摩擦防止のためにたとう紙の内側に薄紙が敷かれていますが、保管する段階になったらこの薄紙は必ず抜き取って捨ててください。薄紙は木材パルプで作られていることが多く、酸性度が高いため、長期間着物に触れていると湿気を抱え込んで繊維にシミや黄ばみを移してしまいます。薄紙を捨てることこそが、着物を守るプロの鉄則です。

また、包み方と紐の結び方にも明確な作法があります。

【正しいたとう紙の使い方手順】

1. たとう紙を平らな場所に広げ、丁寧に本畳み(または袖だたみ)にした着物を中央に置きます。
2. 着物の衿(えり)側が汚れないよう、手前・奥の順に折り目を重ねます。
3. 左右の折り返しを重ねます。

最後に外側の紐を結びますが、ここで一般的な「蝶結び」をしてはいけません。結び目が大きく盛り上がると、タンスの中で何枚も重ねた際に上の着物へ結び目の跡が付いて生地を傷めてしまいます。紐は「片花結び」にするか、平らになるよう交差させて端を折り込むようにして留めるのが正解です。

山本 拓海
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山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。