宿泊客の満足度を大きく左右するのが食事です。「品数は多いが味は大味なのではないか」という懸念を抱く向きもありますが、ホテル三日月日光 バイキングの真相を取材すると、近年のライブキッチン構想が予想以上に洗練されている実態が判明しました。
メインダイニングとなるフルコースのキッチンスタジアム「絹の川」では、オープンキッチンのスタイルを採用。シェフが目の前で豪快に焼き上げる牛肉ステーキや、揚げたての天ぷらは常に熱々の状態で提供されます。さらに日光名物の湯波(ゆば)料理や郷土の煮物、新鮮な刺身コーナー、季節ごとの特別フェア(カニやイチゴの食べ放題企画など)が所狭しと並び、圧倒的な選択肢を誇ります。
バイキング会場の構造的メリットは、偏食がちな幼児から、タンパク質をしっかり摂りたい食べ盛りの世代、あっさりした和食を好むシニア層まで、全員がストレスなく自分のペースで食事を進められる点にあります。一方でデメリットとしては、繁忙期の開始直後(17:30〜18:30頃)にメイン料理のカウンターに行列が集中する点が挙げられます。混雑を巧みに回避するなら、あえて時間をずらし後半枠の19時台以降を選ぶのが現場を知るトラベラーの賢い選択です。