日本モンキーセンターの冬の風物詩として全国的な知名度を誇るのが、「たき火にあたるサル」です。1959年の伊勢湾台風で倒れた木材を職員が燃やしていたところ、寒がりのヤクシマザル(ニホンザルの亜種)が自然と火の周りに集まってきたことが発祥とされています。
人間のように手をかざし、目を細めて暖を取るサルの姿や、火の中で焼かれたサツマイモ(焼き芋)を我先にと拾い上げて冷ましながら食べる姿は、ここでしか見られない貴重な生態観察シーンです。毎年12月中旬から翌年2月下旬までの特定日(土日祝および冬休み期間など)を中心に実施され、多くのカメラマンや観光客を魅了しています。
さらに、頭上をサルの仲間が軽快に移動する「モンキースクランブル」や、キツネザルと同じ空間に入り間近で観察できる「Waoランド」など、動物たちの本来の行動を引き出す展示工夫(環境エンリッチメント)が高く評価されています。SNSや旅行サイトの口コミでも、「一般的な動物園よりもサルの個性が際立っていて面白い」「説明パネルの手書き解説が深くて大人でも引き込まれる」といった知的な満足感を評価する声が目立ちます。