Q1:高圧洗浄機を使えばコンクリートの頑固なサビは落ちますか?
A1:表面に軽く乗っているだけの初期の粉末状サビであれば水圧で吹き飛ばせますが、コンクリートの微細な孔に染み込んだ赤錆は高圧洗浄機コンクリートサビ洗浄のみでは完全に落とせません。無理に落とそうと至近距離から定点噴射を続けると、表面のモルタルが削れて骨材が剥き出しになるリスクがあります。中性サビ取り剤やハイドロハイターで化学的に色素を分解した後の「すすぎ工程」として高圧洗浄機を使用するのが最も効果的です。
Q2:クエン酸と重曹を混ぜて使うと泡でサビが落ちやすくなりますか?
A2:逆効果になるためおすすめしません。酸性のクエン酸とアルカリ性の重曹を混ぜると激しく炭酸ガスが発生して洗浄効果があるように見えますが、化学的には中和反応が起こり、サビを溶かすクエン酸のキレート能力が大幅に低下してしまいます。クエン酸でサビを溶かした後の「中和・リンス処理」として重曹水を使うのが正しい施工手順です。
Q3:チオグリコール酸系のサビ取り剤を使うと紫色になりますが、コンクリートに変色染みが残りませんか?
A3:紫色になるのは鉄イオンと薬剤が結合して水溶性の錯体に変化した証拠です。通常は反応後に十分な水で洗い流せば綺麗に消えます。ただし、多孔質なコンクリートに長時間放置して乾燥させてしまうと、紫色の成分が孔の奥で沈殿して染みになる場合があります。反応を確認したら5〜10分以内にナイロンブラシで軽く擦りながら、多量の流水で完全に洗い流してください。