ギルベルトを語る上で欠かせないのが、兄であるディートフリート・ブーゲンビリア(CV:木内秀信)との複雑な関係性です。名門ブーゲンビリア家の重責を嫌って海軍へ進んだ兄と、家を継ぐべく陸軍へ進んだ弟。ヴァイオレットを「ただの武器」と見なすディートフリートと、「人間」として愛したギルベルトの対比は、劇中で強烈なドラマを生み出しました。
作中屈指の名場面である第8話・第9話の回想において、銃弾に倒れながらギルベルトが放った言葉は、作品全体のテーマとなっています。
「生きているなら、何だってできる。生きて、自由になりなさい」
「心から、愛してる」
感情を知らなかったヴァイオレットが「愛してる」の意味を探す旅路の出発点となったこのセリフ。浪川大輔さんの魂を削るような熱演によって吹き込まれた言霊は、2026年を迎えた現在も多くのファンの胸に深く刻み込まれています。