カルタ結びが多くの着物愛好家や浴衣ファンから支持され続ける理由は、その圧倒的なフラット構造にあります。一般的な「文庫結び」や「お太鼓結び」は背中に立体的な結び目や帯枕があるため、椅子の背もたれに深く寄りかかると帯が潰れて変形したり、腰に負担がかかったりする懸念がありました。
カルタ結びは結び目を作らず、帯を畳んで胴回りの帯の中に挟み込む構造をとっています。そのため、背もたれに体重を預けても帯の形が崩れる心配がありません。ぺたんこ帯結びとして運転時や長距離の新幹線移動、観劇などのシチュエーションにおいて右に出るものはない実用性を誇ります。
構造がシンプルであるため、帯にかかる摩擦面が広く、歩行時の振動で緩みにくいという特徴も持ち合わせています。浴衣の帯結びを簡単に済ませたい初心者から、日常的に着物を楽しむ上級者まで、一度マスターすれば手放せない結び方です。