誰でも入れる法廷の生々しいリアル!心揺さぶる裁判傍聴の深層

誰でも入れる法廷の生々しいリアル!心揺さぶる裁判傍聴の深層

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地下鉄霞ケ関駅の出口を出てすぐ、威圧感を持ってそびえ立つ東京地方裁判所。ここは日本の司法の中心地であり、年間を通じて膨大な数の事件が処理される巨大な迷宮だ。憲法判断を下す最高裁判所のような荘厳さとは異なり、ここには生活感と切迫感が渦巻いている。

正面玄関をくぐると、空港並みの手荷物検査と金属探知ゲートが待ち構える。カバンを開け、ベルトやスマートフォンをトレイに乗せる瞬間は、何度通っても微かな緊張を強いられる。ロビーの掲示板には、その日開かれる数百件の公判スケジュールが記載された「開廷表」がずらりと並ぶ。詐欺、窃盗、覚醒剤取締法違反、そして殺人――。アルファベットと数字で割り振られた法廷番号を選び、傍聴人は各フロアへと散っていく。

世間の耳目を集める社会的大事件や著名人の公判となると、風景は一変する。隣接する日比谷公園の噴水広場には、早朝から傍聴整理券を求める数千人の列が伸びる。抽選箱から吐き出される当選番号に一喜一憂する人々の姿は、現代の熱狂と野次馬根性、そして純粋な正義への関心が混ざり合った異様な光景を描き出す。

山口 彩花
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山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。