Q1:噛まれたムカデの死骸は病院に持って行くべきですか?
A1:可能であれば、袋や密閉容器に入れて持参すると診察がスムーズになります。ムカデの種類(トビズムカデ、アオズムカデ等)や個体のサイズを確認することで、毒の注入量や重症度の推測に役立ちます。ただし、死んだように見えても反射で動いて再度噛まれる危険があるため、直接手で触れずトングや割り箸を使って捕獲してください。捕獲に時間を取られて応急処置が遅れる本末転倒は避けなければなりません。
Q2:噛まれた直後にお風呂やサウナに入っても問題ありませんか?
A2:全身浴やサウナは絶対に避けてください。43℃〜45℃の温水処置はあくまで「患部局所を流水で洗い流して毒素を変性・排泄させる」ための医療行為です。全身をお湯に浸けたり体を温めすぎたりすると、全身の血流が著しく亢進し、毒素が体中を高速で巡ってアナフィラキシーを誘発するリスクが高まります。処置は局所のシャワー洗浄に留めてください。
Q3:昔ながらの民間療法である「ムカデ油」を塗るのは効果がありますか?
A3:医学的・衛生的な観点から絶対に使用してはなりません。生きたムカデをごま油や菜種油に漬け込んだ「ムカデ油」は、地方の民間伝承として存在しますが、科学的な抗炎症効果や除毒作用は証明されていません。それどころか、傷口に非滅菌の油を塗布することで雑菌感染を招き、重篤な化膿性皮膚炎を引き起こす危険極まりない行為です。現代医療のエビデンスに基づいた処置を徹底してください。