はしか発疹の特徴は?耳の後ろから広がる経過と見分け方を医師取材で解説

はしか発疹の特徴は?耳の後ろから広がる経過と見分け方を医師取材で解説

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治療法が存在しない麻疹において、唯一かつ絶対的な盾となるのが事前の予防接種です。特効薬となる抗ウイルス薬は存在せず、発症後は点滴や解熱鎮痛剤による対症療法しか術がありません。

成人が今すぐ行うべき自衛策は、自宅に保管されている母子健康手帳を開き、はしか予防接種歴確認を行うことです。日本のワクチン行政には歴史的な変遷があり、生まれ年によって接種回数に明確な世代格差が存在します。

2006年度(平成18年)以降に幼児期を過ごした若い世代は、原則として「MR(麻疹・風疹混合)ワクチン」を1歳時と小学校入学前(年長時)の計2回接種しています。2回接種を完了している場合、予防効果は99%以上とされ、感染リスクは極めて低減されます。

問題となるのは、1977年(昭和52年)4月2日から2000年(平成12年)4月1日生まれの世代です。この年代は定期接種が「1回のみ」の制度だったため、20代後半から40代後半にかけての成人層では、年月の経過とともに抗体価が著しく減衰しているリスクがあります。さらに1977年4月1日以前に生まれた世代は、定期接種の機会すらなく自然感染に頼っていたため、一度もかかっていない人は全く免疫を持っていません。

母子手帳が紛失して履歴が不明な場合や、1回しか接種記録がない場合は、医療機関で「麻疹抗体検査(EIA法など)」を自費で受けるか、検査を省略してMRワクチンの追加接種(自費で1万円前後)を受けることが推奨されます。成人が追加でワクチンを接種しても身体への重大な不利益はなく、確実に自身と周囲の命を守る強固な防壁となります。

阿部 裕樹
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阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。