かつて「鬱は心の風邪」と言われましたが、実態は「脳のエネルギー切れ」です。そして、そのエネルギーを最も激しく消耗するのが「他人の期待に応え続けようとする姿勢」です。真面目で優秀な人ほど、期待される役割を完璧にこなそうとします。しかし、変化の激しい現代において、完璧であり続けることは不可能です。
「自分がもっと頑張ればいい」という思考パターンは、一見すると責任感が強いように見えますが、自己破壊的な側面を持ち合わせています。自分の限界を超えているにもかかわらず、SOSを出せずに抱え込んでしまう。こうした自己犠牲的な努力が限界に達したとき、ある日突然、糸が切れたように動けなくなってしまうケースが後を絶ちません。