今後の動向を占う上で欠かせないのが、良品計画における過去の株式分割の履歴です。同社は過去にも複数回の分割を行っており、直近で最大のインパクトを与えたのが2019年9月1日(効力発生日)に実施された「1株につき10株」の大規模分割でした。
一般的に、株式分割が発表された直後の株価影響の傾向として、以下のような値動きパターンが見られます。
第一に、発表直後は「最低投資金額が下がり、買いやすくなる」という好材料として受け止められ、短期的な買い注文が集まって株価が急伸する傾向があります。2019年の分割時も、発表直後から売買高が急増し、個人投資家の参入が加速しました。
第二に、実際の分割権利落ち日を過ぎると、材料出尽くし感や短期利益確定売りに押されて一時的な調整局面を迎えるケースも少なくありません。株式の本質的価値(時価総額や企業価値)自体は分割前後で変わらないため、最終的な株価のトレンドは分割イベントそのものよりも「その後の業績推移」に収斂していくのが通例です。