一般的に「顔が腫れる」「浮腫む」という現象は、太っている人や過食気味の人に起きるイメージを持たれがちです。しかし、人体の水分代謝において見落とされがちな医学的盲点が存在します。
実は、慢性的な低体重や痩せ型体質の人ほど、激しい浮腫を起こしやすいという生理学的機序があります。
血液中の水分バランスを保つ主要なタンパク質である「アルブミン」は、十分な栄養摂取と肝機能によって維持されます。過度なダイエットや極度の多忙によって栄養状態が偏ると、血管内に水分を留めておく浸透圧が低下し、水分が血管の外(組織間隙)へと漏れ出します。これが「低栄養性浮腫」と呼ばれる現象です。
高橋真麻さんのように、もともと体脂肪率が極端に低く筋肉量の維持が難しい骨格の場合、体内の水分調整機能がわずかなストレスや塩分過多、寝不足によって破綻しやすくなります。普段がこけて見えるほど引き締まっているからこそ、余分な水分が顔の皮下に滞留した瞬間、通常体型の人よりも極端に「顔全体が風船のようにパンパンに腫れ上がった」という強烈な視覚的変化を引き起こしてしまいます。