試合終了のホイッスルとともに、SNS上では特定の選手を名指しした激しいバッシングが巻き起こりました。サッカー日本代表の炎上経緯を検証すると、批判の矛先は主に伊藤洋輝と吉田麻也の2名に集中していました。
後半頭から途中出場したDF伊藤洋輝に対しては、「バックパス批判」が爆発的に拡散しました。左サイドで途中出場した三笘薫が相手守備陣の脅威となっていたにもかかわらず、伊藤が縦の三笘へ勝負のパスを供給せず、後方のセンターバックやGKへ安全なバックパスを選択し続けたように見えたためです。試合後には伊藤のWikipediaが荒らされるなど、過剰な誹謗中傷に発展する異例の事態となりました。
しかし、戦術カメラの映像を精査すると、コスタリカ側が三笘へのパスコースを厳重に警戒して2枚体制でコースを消していた事実が分かります。伊藤自身がボールを持った際、無理に縦へ通そうとすればインターセプトからカウンターを受けるリスクが高い状況でした。それでも「三笘を使えば点が取れる」と信じるサポーターのフラストレーションが一気に伊藤のプレー選択へとぶつけられる形となったのです。
一方の吉田麻也に対しても、失点の直接的な引き金となったクリアの判断ミスに加え、試合を通じたビルドアップのテンポの遅さが指摘され、ベテランとしての責任を問う声が相次ぎました。試合終盤の最も集中力を要する時間帯で犯したイージーミスだったことが、批判を決定づける要因となりました。