製薬企業の将来性を左右するのは、パイプライン(新薬候補)の成功とグローバルな市場浸透である。現在、同社の将来を左右する二大柱として大きな脚光を浴びているのが、がん治療薬「パドセブ」と、眼疾患治療薬「イザイヴェイ」だ。パドセブは適応拡大とともに世界的な売上を急速に伸ばしており、収益の柱として確固たる存在感を示している。
一方で、巨額の買収によって獲得したイザイヴェイの販売動向には、投資家の間で賛否が分かれている。大型買収に起因するのれん代の減価償却や初期の販促費が足元の利益を押し下げているのは動かしがたい事実だ。バイオテクノロジー領域での競争が激化するなか、これら主力新薬が市場の期待を超えるピークセールスを達成できるかが、株価見通しを占う最大の局面と言える。