この独創的なネタは、どのようにして生まれたのか。元々は正統派のしゃべくり漫才を模索していた彼らだったが、結成初期の試行錯誤の中で高木の癖のある動きと言葉遊びが着目されたことが転機となった。
高木が口ずさんでいた独特のライミングと、体を左右に揺らす不思議なステップ。これを漫才のセンターマイクの前で試した瞬間、唯一無二のスタイルが誕生した。ヒップホップのリズムを取り入れながらも、本格的なラップバトルとは一線を画す「脱力感」こそが、彼ら独自の発明だったと言える。
時代が流れても、彼らは基本構造を変えていない。変えない強さこそが、長年愛される最大の理由だ。流行が目まぐるしく移り変わる芸能界において、ブレない芸風を守り抜いた結果、そのスタイルは熟成の域に達している。