プロフィール画像=自撮り写真、という時代は完全に終わった。現在の韓国風アイコンにおける鉄則は「正面から顔を写さない」ことにある。
レンズから大きく視線を外した横顔、グラスを持つ手元だけのクロップ、あるいは少し離れた場所から後頭部と背景の街並みを捉えたロングショット。こうした「顔を隠す」構成は、決して恥ずかしさから来るものではない。自分自身のパーツを風景の一部として溶け込ませることで、洗練された世界観を作り出す高度な演出テクニックなのだ。
さらに、ピントをあえて少しぼかしたモーションブルー(被写体ぶれ)の写真も根強い人気を誇る。ブレた光の軌跡が、写真にドラマチックな躍動感と儚さを同時に吹き込む。