「夫との関係は冷え切っているわけじゃない。でも、女性としてのときめきはもうないんです」。都内在住の30代後半の女性は、匿名を条件にそう明かした。彼女には現在、アプリで知り合った「セカンドパートナー」の男性がいる。月に数回、お互いの家庭に影響が出ない範囲で食事をし、他愛のない会話を楽しむ関係だ。
このような関係性を求める既婚者が、ここ数年で爆発的に増えている。肉体関係を持たない「プラトニックな繋がり」を前提とすることで、罪悪感を軽減しつつ、日々の生活に潤いを与える。結婚生活にすべてを求めるのではなく、役割を分散させるという新しい家族観が、静かに浸透しているのだ。