意図しない露出事故を防ぐためには、まず洋服の構造を正しく把握しておく必要があります。アパレル業界で広く流通している胸元が開いた服の種類と名前、およびそれぞれの構造的特徴を整理しました。
代表的なデザインとして挙げられるのが以下のカッティングです。
・カシュクール:着物のように前身頃を左右に打ち合わせたデザイン。胸元を立体的に包み込むエレガントさが人気ですが、身体の動きに合わせて布地が横に引っ張られ、胸の中央が露出しやすい構造的な弱点を持っています。
・深Vネック:胸元深くに向かってV字に切り込んだライン。首元を縦に長く見せる効果が抜群ですが、前屈みになった際にインナーが剥き出しになるリスクが最も高い形状です。
・スクエアネック:首元が四角く直線的に開いたデザイン。鎖骨を美しく見せる反面、横幅が広い設計のものが多く、かがんだ際に上部から胸の内側が筒抜けになる傾向があります。
・オフショルダー:両肩を露出させるボート状の開き。胸元の上部が引っ張られるため、バストの位置が高い人は谷間の上部が露出しやすくなります。
・キーネック:丸首の中央に小さく縦の切れ込みが入った形状。露出度は控えめに見えますが、切れ込みの深さによっては谷間の始まり部分がピンポイントで覗いてしまいます。
とりわけ働く女性たちの間で相談が多いのがカシュクール胸元対策です。ラップ構造になっているため、動くたびに合わせ目がズレやすく、朝の身支度時には隠れていた胸元が、夕方には大きくはだけてしまうといった現場のトラブルが頻発しています。